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【なぜ怖い?】漁師のイメージが悪い3つの理由を現役漁師が解説

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漁師ってなんか怖い…

そんなイメージお持ちではないですか?

少なくとも私にはありました。朝から酒臭くて話せば喧嘩腰で短気。私の大先輩方はだいたいそんな感じでした。

漁師ってもともとそういう性格の人たちの集まりなのでしょうか?

答えはNOです。最初からそういう人もいるとは思いますが、その分布は他の職業とそう変わらないはずです。

そこにはそうならざるを得ない理由があります。

その3つの理由

 

理由1:船のエンジン音がうるさい

理由2:自然相手の仕事

理由3:危険な仕事

 

を現役漁師の視点から事項から解説していきたいと思います。 

 

 

理由1:船のエンジン音がうるさい

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騒がしい環境では自然に声が大きくなる

怒っているように聞こえがち

漁船に乗ったことのない方はわからないかもしれませんが、漁船のエンジン音って結構うるさいです。なので相手に声を届けるために自然に声が大きくなる人が多いです。

大きな声というだけで怒っているように聞こえることってありますよね。それが習慣化してしまっていつも声が大きい人が多いです。

ないしょ話がないしょ話にならない人もいますね。

語気が強くなる

船の上がうるさいのは理解していただけたかと思いますが、海上は時に危険と隣り合わせです。

ただでさえうるさい船上では、はっきり伝えないと船員に状況を伝えることができません。

また、危険な状況だけでなく大漁の時もそうです。

大漁の時はアドレナリンがでて興奮状態になる人がいる上に、少しのミスで魚を逃すことになりかねないのでかなりピリピリした空気になります。

なので自然に口調がキツくなってしまいます。

そのような状況下で日々を過ごしているので、漁師は口調がきつい人が多いです。

耳が聞こえにくくなってくる

工事現場の作業員さんやライブハウスの音響さん、バンドマンさんなんかは共感してもらえると思うのですが、

重低音を聞き続けるのはかなり耳に悪いです。

この影響で高い音が年齢の割に聞こえにくくなる人が多いです。

その影響もあって、自分の声が聞こえにくいので自分の声も大きくなるという現象が起こります。

私は37歳12年目(2021年10月現在)なのでまだ大丈夫ですが、比較的高齢の乗組員は耳が遠い人が多いです。

重低音をカットする耳栓をつけるなど対策が必要なところでもあります。

 

理由2:自然相手の仕事である

スピードが必要

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天候の変化に対応しなければいけない

海上に限った話ではありませんが、天候が急変することは多々あります。それがあらかじめわかっている時や予想できるとき、急変の変調が見て取れる時はそうなる前に早めに漁を済ませて帰港しなければなりません。

その為、漁師は常に素早く動く事を、先回りして早めに次の段取りをする事を肝に銘じながら仕事をしています。

そういった行動が常態化してせっかちになっていきます。

同僚の中でせっかちになっていった人が一番多いですね。特に食事が顕著で、9割の人は早食いです。

社員旅行に行っても出発10分前には全員乗車し終わっています。

理由3:危険な仕事

悪天候時は危険度が増す

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危険な状況では穏やかに喋っていられない

理由2でも言いましたが、海上では悪天候による高波、強風はかなり危険です。海に落ちれば容赦なく波が襲ってきますし、船の間に落ちれて挟まれれば命を落とす事もあります。

そう言う極限状況で穏やかに喋っていては間に合いません。余裕もなくなってきますし語気も強くなります。

波が高くなってきている状況で、

「○○さ〜ん。波高くなってきたんでそれ、はやめにやってくださ〜い!」

なんていってるのは素人目にみても滑稽ですよね。

その様な状況で過ごしていると日頃の喋り方もきつくなっていきます。

あまりいいことではないですが…

 

まとめ

船の上はうるさい上に天候が悪くなる前に素早く作業を終わらさなければならない。

更に危険な状況では穏やかに喋ってはいられない。耳が遠くなりやすい。

そんな状況下で仕事をしていると自然に大声になり口調もきつくなってせっかちになっていきます。

そういった理由から漁師は怖いイメージを持たれるのだと思います。

ただ、これは傾向であってそうで無い人も勿論います。

特に最近ではうちの会社のようにサラリーマンで漁師をやっているという人もいるので状況はかなり変わりつつあります。

冒頭にもお伝えした朝から酒臭い大先輩方のようなステレオタイプの漁師はもう絶滅危惧種ですね。そもそも船舶でも飲酒運転は禁止されていて減点対象ですし、今の時代コンプライアンス的に当然NGですね。

時代は変わりつつありますし、怖い人が職場にいる確率はそれほど変わらないと思います。

 

最後までお読みいただきありがとございました。

今回は以上です。

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